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★SHOOTING STAR★

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■覚悟と信頼、銀の空に■




皆がため息をついた。未来もため息をついた。遅れた責任なんてさっき未来が晴らしたばっかしだろボケ。
「いや、いいよ。皆を巻き込みたくないし。」
未来は断る。それも、断固として人を巻き込みたくないという決心からだ。遅れた弱さとは関係ない。
「俺たちは頑張る。皆も、自分達なりに頑張ればいい。それで、十分だろ。」
未来はさらに付け足す。
「だから、俺たちは今までどおり旅をする。目的が一時的に変わるだけなんだ。助けてくれて、どうも有難う。」
言い残すと、後片付けを始めた。
「待ってよ!」
啓杜は怒鳴った。響く音。こだまする森。
「僕達は!時の賢者の護衛をするためだけに力を与えられたのを!無駄にしろってんのか!?俺たちのいる意味を!もう少し考えろ!お前は…!もっと沢山の仲間がいるんだよ!鋼を護ればいいのか!?制御してればいいのか!?時が止まって…!時がなくなって何が残るんだよ!!!!!」
怒りと、恨みと、覚悟と。それぞれの感情が、どっと溢れたようだった。「(信念は曲げない)」と、言っているようだった。賢者達の目は、全てがそう言っていた。
 未来はついに折れた。
「わかった。覚悟は決めてもらうぞ!リア!啓杜!この二人にはついてきてもらう。そして、他の皆は、剣の情報を探し出す!」
答えは決まった。
「(これで良かったんだ。俺達は、皆を信じることが第一なんだから…。)」
未来は、その自分を助けた森に、感謝の意味を込めて、本物の銀の空を送った。
全てが、癒される瞬間。斬の残り傷、ずっと黙っていた優理の心の傷。賢者達の裏切られた時の気持ちの傷。過去の苦しみ。森の全ての傷…。全てが、癒された。
「(俺達は、ずっと助け合って、信頼しあって生きてかなきゃいかないんだよな、父さん。)」
亡き父に、最後の一言を送って、また、歩み出した未来達。越えていかなきゃならない闇は、全て消していくと誓って…!


■時を越えた先に■


見えなくなる森。果てしなく広がる荒野。未来達は森を出た。
「何処に行く?」
早速打ち解けた仲間達。情報収集は簡単に出来そうだ。
未来「町を探すか…。」
啓杜「遺跡じゃないかな?」
望「啓杜君が正しいと思うよ。ねぇ、(優理の方を向きながら)空から見てみてよ。」
優理「今探してるけど何にもないよ?」
リア「時を戻してみて下さい。何か変わるかも知れません。」
未来「いややり方まだしらないから…(汗)」
どうも話が進まないようだけど…。
リア「やり方は簡単なんです。昔から伝わる方法で特定の人物だけを選んで時を移動することが出来ます。」
未来「どうやって?」
リア「まずは体に幼少の頃から刻まれている痣(あざ)があるはずですから、」
未来「これのこと?」
未来は肺のちょうど一番上辺りの、
月…その下に十字架…その周辺に散らばる翼が刻まれている部分を指差した。(そのうち書きます)
リア「そうです。そこに手を当てて、自分の考えた時代に、自分の考えた人達を連れて旅立つことが出来ます。その前に、聖家の紋章を刻んでおくことが前提です。それを刻まないと、この時代に戻るのは大変ですよ。」
望、未来、優理、斬「「「「聖家の紋章!?」」」」
異口同音の質問。
リア「未来さんの肩にある痣がそれです。」
そう、それが聖家、空、海、地の聖者達の本家の紋章なのだ。
そしてもう一つ…。それは後の話だが。
未来「へぇ~。色々教わっちまったな。」
リア「いえ、それは賢者達の前提なのです。時の賢者はそれを最初から知ることは不可。それを賢者達が教えることがルールです。」
未来「じゃ、早速旅立とうぜ!過去の世界へ!」
聖家の紋章を刻み、未来は肩に手を当てた。そして…、
ウォン!!!
奇妙な音がして、時空の狭間に飛んでいった。

ドスン!

「「きゃぁッ!?」」
「「「「痛って!」」」」
男子と女子で叫び声が上がる。来たのは森が沢山ある時代。遺跡が一つ、数十メートル先にあるのが確認できる。
未来「行く?」
容赦ナシに一瞬で覚悟を決めてしまうこの能力はもはや才能だな…。
で結局ずけずけ入って行った。

そこは、下り階段があって、死者の声とも呼ぶべき恐ろしいうめき声が聞こえた。
優理「気持ち悪いよぉ・・・。」
入ってすぐに恐怖の声をあげたのは優理だ。毒の沼、死者の骨、腐り始めた解剖された肉体。どれも最悪としか言えなかった。
がたっ!
奥で物音がした。
きゃぅ…。と優理が悲鳴をあげる。怖いのもしや苦手?
「君達、何をしてるのかね!?」
人が話し掛けてきた。奥にいた人だ。顔は暗くてよく見えない。
未来「僕達は、ちょっと散策しに来たんです。ちょっと訳ありで…。」
??「そうか、じゃぁ、一度外に出よう。何者かね君…」
そこで言葉が止まった。未来と??は大声をあげていた。
??「未来君!!!???」
未来「  さん!!!!????」
驚きすぎて名前もまともに喋れなかった。一体誰かなんて、想像がつきますか!?


らいん4

あとがき(?)

・・・!!ええっ!!?こんな終わり方!?
早く次!!次!!
つか誰???未来君の知り合いっすか・・???(汗
う~ん・・・普通に分からない・・・。。。(普通にって何!?
でもなんだか次がッ!!!(汗
とはいってももう送られてるんですけれどね(泣
すみません;;;いつもいつも遅くなってまして・・・;;;
では次~!!早くアップしろ!!(自分に怒るばヵなヤツo



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